ゆるい音楽のように♪ ~Life is like a slow music~

無類のいきもの好き、おんがく好き。風の吹くまま、気の向くまま。

きぬかじか

さかなの種類たくさんで難しいですね!

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平成最後の大潮。
 海藻が繁茂した磯場で捕まえました。
  なんだか可愛い顔してますが。

最初見た目で「アナハゼ」の仲間かなって。

写真をテキトーに撮ってあとは帰ってから…。

 かわいい。
  顔も、模様も。

帰ってきてから写真を見てみると、アナハゼの特徴でもある皮弁(頭の上のヒラヒラ)が背鰭近くにもある?
 (ちょっと小さいけど…)

あれ?(アナハゼの仲間は頭の上のヒラヒラは1組だけしかない)

アナハゼとなんか違う…

また、しりびれ(尾びれに近くお尻のヒレ)のスジの数(軟条数)が13本。
  ↓
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あれ?、専門書を見るとどうやらアナハゼではないようですね…。

というわけで写真から得られる情報を収集。

・ 皮弁が頭にメインとサブの二組ある
・ しりびれが13条
・ 背ビレの最初2本が色つき
・ 第一背鰭(頭側の背ビレ)と第二背鰭(尾びれ側の背ビレ)が双子山→根元でしかつながらない。
・ 第一背鰭→8本、第二背鰭→16本
・ かわいい
・ けど顔色が優れない(アナハゼの仲間も顔色が悪い。)

…ということで
 総合的に判断すると「きぬかじか」でOKかな。

 ネットで検索すると
  「silk sculpin」と出てきた。(sculpinはカジカの意)

 いやいや、どこら辺が絹なのーシルクなのー(笑)
  英名は和名からそのままとったの???
   そんなことあるのーー?

…とさらに調べていると。「日本固有種」とあるのではないか。

 …なるほどなるほど。

  和名が先なのね♪

 日本人なら一度は見ておきたいキヌカジカ。
  (日本にしかいないらしいですよー)

 理想的な大潮といえば春!
 今がまさにチャンス!
 是非ともご覧あれ♪